[Audio] 皆さん、こんにちは。 本日は 初心者向けPLC基礎トレーニング を行います。 これから説明する内容は、 「とりあえず現場でPLCが何をしているのかを理解する」 ことを目的にしています。 専門用語は出てきますが、 まずは 考え方と流れ をつかんでください。.
[Audio] まず、PLCとは何かについて説明します。 PLCとは Programmable Logic Controller の略で、 工場専用のコンピュータ です。 センサーから現場の状態を読み取り、 あらかじめ作成したルール、つまりロジックに従って、 モーターやシリンダーなどの機械に指令を出します。 パソコンと違い、 PLCは動画を見たり、メールをしたりするものではありません。 止まらずに、正しく動き続けること これがPLCの一番重要な役割です。 PLCの特徴について見てみましょう。 PLCは、 振動や熱、ノイズに強く、 24時間365日動き続けることを前提に作られています。 例えば、 コンベヤのスタート・ストップ制御、 箱詰め機の順序制御、 自動ドアやエレベーターなどです。 現場では、 止まったら困る装置ほどPLCが使われている と覚えてください。 PLCは、 センサーとアクチュエータをつなぐ 現場を動かす頭脳 です。.
[Audio] 次に、PLCの用途です。 PLCは、組立ラインや包装ラインで多く使われています。 組立ラインでは、 ネジ締めや製品の搬送、 品質検査の自動化を行います。 包装ラインでは、 箱詰めやラベル貼り、 不良品の排出などを高速で制御します。 また、工場だけでなく、 エレベーター、信号機、水処理設備など、 私たちの生活に身近なところでも使われています。.
[Audio] 次は、PLCのハード構成です。 PLCは、いくつかのユニットで構成されています。 CPUユニットは、人間でいう 頭脳 です。 プログラムを実行し、全体を制御します。 電源ユニットは 心臓 です。 電源が不安定だと、PLCは正しく動きません。 入力ユニットは 目や耳 の役割で、 センサーやスイッチの信号を受け取ります。 出力ユニットは 手や足 です。 モーターやランプを動かします。.
[Audio] 次に、入力と出力について説明します。 PLC制御の基本は、 入力を見て、出力を動かす という考え方です。 入力とは、 押しボタンやセンサーなど、 現場の状態を示す信号です。 ON・OFFのデジタル信号や、 温度や圧力などのアナログ信号があります。 出力は、 モーターの起動、ランプの点灯、 インバータへの速度指令などです。 入力が原因、出力が結果 この関係を常に意識してください。.
[Audio] 次は、スキャンサイクルです。 PLCは、同じ処理を 数ミリ秒ごとに繰り返しています。 まず、入力を一括で読み取ります。 次に、ラダープログラムを上から順に実行します。 最後に、結果をまとめて出力します。 この一連の流れを スキャンサイクル と呼びます。 処理のタイミングは、 現場の動作に影響することがあるため、 とても重要です。.
[Audio] 次に、ラダー図の基本です。 ラダー図は、電気回路図に似ています。 左から右に電気が流れるイメージで、 接点が「条件」、 コイルが「動作」を表します。 条件が成立すると、 コイルがONになり、出力が動きます。.
[Audio] NO接点とNC接点について説明します。 NO接点は、 押すとONになる接点です。 スタートボタンなどに使われます。 NC接点は、 押すとOFFになる接点です。 非常停止ボタンに使われます。 非常停止がNCなのは、 断線しても止まる設計 にするためです。 安全設計では、 非常に重要な考え方です。.
[Audio] 次に、コイルです。 コイルは、 条件がすべて成立した結果としてONになります。 実際の出力だけでなく、 プログラム内部のメモリとしても使われます。 自己保持回路を使えば、 一度ONになった状態を保持できます。 これは、現場で最もよく使う基本回路です。.
[Audio] 最後に、簡単な制御例です。 スタートボタンでコンベヤを動かし、 ストップボタンで止める制御。 センサーがONになったら、 3秒間だけ装置を動かす制御。 温度を比較して、 動作を切り替える制御。 すべて、 今まで説明した基本の組み合わせです。.
[Audio] まとめです。 PLCは、 入力 → ロジック → 出力 を高速で繰り返します。 NOとNCの使い分け、 コイルの意味を正しく理解してください。 次のステップとして、 実際の制御盤を見て、 I/O表と現物を対応させてみましょう。 以上で、 初心者向けPLC基礎トレーニングを終わります。.